2016年07月27日
映画「小野寺家の弟?小野寺家の姉」を観る
休みも二日目にはつてやうやく体調が落ち着いてきた。
特にストレスといふものは感じない日々であるはずなのに、休日に入つて一日目二日目は何もする気になれない。そんな時には、読書もあまり気が進まないので、DVDを観ることにしてゐる。今回も四枚ほど借りてきた。そのうちの一枚である母乳餵哺。
弟33歳と40歳の姉。両親はすでに亡くなつてをり、一つ屋根の下に住む。現実に隣にさういふ兄弟がゐたら、ちょっと気が引けてしまふだらうが、映画だから淡々と見続けられる。しかも、役者が向井理と片桐はいり。彼らの生活の中に、あるいはこれまでの人生に何かの物語を読み取らうとする。
主人公のその二人の役者は、私は嫌ひである。どちらも役柄以上に、その人物が出てしまつてゐるからである。自分を消しながらそれでゐて現れてくる、さういふ役者がいいのではないかと素人ながら考へてゐる。しかし、今回は二人がとてもよい。姉と弟といふ関係が、二人の個性を消してくれてゐる。最後にある台所でのシーン。片思ひの彼に振られて帰宅してきた姉が弟に「ごめん、姉ちゃんふられちゃった」と語るところなどは、とても良かった。弟はすでに帰宅した直後に、一人部屋で泣いてゐる姉の声を聴いてゐるから、事態は呑み込めてゐる。しかし、慰めの言葉もかけない。「俺、風呂に入ってくる」と言つて台所を出ていく弟母乳餵哺。
弟には、姉への深い感謝の思ひがある。姉は姉で、弟への責任感を強く抱いてゐる。厄介な関係である。強い姉弟の結びつきは、一向に解かれないままで未来の時間を縛り続けてしまふのか。それについては何らの暗示もなく、映画は終了する。しかし、この切なさはとてもいいものであつた。両親を早くに失つたがゆゑの切なさが二人の結びつきを強め、頑なにしてしまつた。このままではいけないのだらうが、少しづつ遠心力も働き出してゐるやうにも感じる。
二人だけで完結せず、それぞれに仕事を持ち、それぞれに別々の人間関係を築かうとしてゐる。その健気さが、この映画の味はひでもある。向井のあつさりとした演技、片桐の彫りは深いが、しつこくない口調が、べったりとした陰湿な印象を打ち消してゐる。そこに救ひも魅力もある。日本の現代の家族映画には、かういふものがあつてよいのではないかと思ふ。幸せと不幸とがあまりに峻別されてゐて、幸福な家庭と不幸な家庭とが同居してゐる日常風景を描くには、かういふ姉弟だけの家族といふのは存外に良いものであつた母乳餵哺。
特にストレスといふものは感じない日々であるはずなのに、休日に入つて一日目二日目は何もする気になれない。そんな時には、読書もあまり気が進まないので、DVDを観ることにしてゐる。今回も四枚ほど借りてきた。そのうちの一枚である母乳餵哺。
弟33歳と40歳の姉。両親はすでに亡くなつてをり、一つ屋根の下に住む。現実に隣にさういふ兄弟がゐたら、ちょっと気が引けてしまふだらうが、映画だから淡々と見続けられる。しかも、役者が向井理と片桐はいり。彼らの生活の中に、あるいはこれまでの人生に何かの物語を読み取らうとする。
主人公のその二人の役者は、私は嫌ひである。どちらも役柄以上に、その人物が出てしまつてゐるからである。自分を消しながらそれでゐて現れてくる、さういふ役者がいいのではないかと素人ながら考へてゐる。しかし、今回は二人がとてもよい。姉と弟といふ関係が、二人の個性を消してくれてゐる。最後にある台所でのシーン。片思ひの彼に振られて帰宅してきた姉が弟に「ごめん、姉ちゃんふられちゃった」と語るところなどは、とても良かった。弟はすでに帰宅した直後に、一人部屋で泣いてゐる姉の声を聴いてゐるから、事態は呑み込めてゐる。しかし、慰めの言葉もかけない。「俺、風呂に入ってくる」と言つて台所を出ていく弟母乳餵哺。
弟には、姉への深い感謝の思ひがある。姉は姉で、弟への責任感を強く抱いてゐる。厄介な関係である。強い姉弟の結びつきは、一向に解かれないままで未来の時間を縛り続けてしまふのか。それについては何らの暗示もなく、映画は終了する。しかし、この切なさはとてもいいものであつた。両親を早くに失つたがゆゑの切なさが二人の結びつきを強め、頑なにしてしまつた。このままではいけないのだらうが、少しづつ遠心力も働き出してゐるやうにも感じる。
二人だけで完結せず、それぞれに仕事を持ち、それぞれに別々の人間関係を築かうとしてゐる。その健気さが、この映画の味はひでもある。向井のあつさりとした演技、片桐の彫りは深いが、しつこくない口調が、べったりとした陰湿な印象を打ち消してゐる。そこに救ひも魅力もある。日本の現代の家族映画には、かういふものがあつてよいのではないかと思ふ。幸せと不幸とがあまりに峻別されてゐて、幸福な家庭と不幸な家庭とが同居してゐる日常風景を描くには、かういふ姉弟だけの家族といふのは存外に良いものであつた母乳餵哺。
Posted by goe at
12:56
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2016年07月11日
ムシムシ

不快指数山盛りの本日の我が家地域でした。
みなさんのところはどうでした?
誰でもそうかもしれませんが、ワタクシ湿度が高過ぎると、なんかカラダが重たくなります。
世界中の湿度をまとって動くみたいな???冷氣機價格比較。
乾燥しすぎてもドライアイや喉痛がおこります。
湿度って、快適に生きていくためには55%~60%くらいが良いですね。
ワンズも外に出たがらず、たまに出してと言うから出してやっても、すぐに「入れて」。
ほとんどの時間、家の中で、それぞれが快適(あるいはマシ)と思える場所で寝ていました。
散歩に行こうとしたら、雨が降りだしました。すぐに止みそうだったのですが、ねっちょり空気の中を出て行く気がしません。
ハクの前に座り「あんたホントに散歩いきたい?犬かてこんだけ湿度高かったらしんどいやろ?」と話しかけてみましたが、行く気まんまんの様子。
雨がやんだので、本当は出かけたくない飼い主でしたが、諦めて出かけました。
案の定、ハクの足もだんだんと重くなり、帰る頃には「ハァハァ」して、歩みものろくなっていましたPanasonic冷氣。
それ以上に飼い主も、最後の上り坂でへぇへぇ、ゼェゼェ、体重が一挙に増えたみたいな様子になってしまいました。
ちなみに凛太郎は、大半がドッグカートの中でした。
飼い主はネッチョリ汗と重たい空気が体全体にまとわりついた感じです。
農業には雨が必要ですけど、この湿度の高さ、たまらん。
幸い、昨年エアコンをつけたので、除湿モードで家の中はわりに快適です。
といっても、日中は電気代が高いと思い、5時前までは扇風機で我慢(10時から17時までは電気代が高い)、散歩に行く前にスイッチを入れ、帰ってきた時はかなり快適になっていました。
でも、健康のためにはあんまり我慢しない方が良いかもと???東芝 冷氣機。
ではまた
読んでいただいてありがとうございました。
Posted by goe at
13:15
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